寄り添いつなぐ

孤独や孤立で悩んでおられる方や今を楽しく生きるための終活に関する情報や自分の経験談をお届けします

突然のピンチ

まだしばらくはICU集中治療室での入院だった。


家族みんなが仕事なので面会あるのは夜のみ。


意識もゆっくり少しずつ戻ってきているようで


昼間にはPTさん(理学療法士)が手足を動かすリハビリをしてくれている。



そんなある日 突然「敗血症」と告げられる。


ベッドの周りに機械が増え身体につける線がふえていく。


眠っている本人はずっと点滴を受けている。


一度は覚悟を決めた。



そんな中


東京の友人から小網神社の御守の鈴が届いた。


小網神社はどんな災難からも生還するという


「強運厄除け」の神社様。


鈴はその音色を鳴らすほどいいと聞いたので


私がずっと持ち歩き鈴の音を鳴らしていた。


すると本当に死の淵から生還した!


この時の驚きは忘れられない・・・


友人からもらった鈴はその後もずっと持っている。


しかし


またピンチがやってきた。


今度は「傾眠状態」


敗血症治療での点滴の影響らしくずっとウトウトしていて


リハビリができないと聞かされる。


動けるようになるには早期からのリハビリが重要なのに


傾眠状態で進まないのは悔しかった。


まだ若いからリハビリ次第で社会復帰の希望もあったが


暗雲が立ちこめる気がした・・・


やがて傾眠状態も治まり


意識もしっかりしてきたこともあり


一般病棟へ移ることになる。


ここから後遺症との戦いが始まる。


リハビリをする本人も辛いが


後遺症を思い知らされる家族も辛いことが身にしみた。


例えば食事。


右麻痺のため右手が使えないので


左手でスプーンを持つ。


これは想定内の光景だが


なぜか左の方にあるものばかりを食べている。


これは「空間無視」


左視床出血のため右側が見えない後遺症。


見た目にも右目は斜視のように外に向いている。


食事用のトレイを左側へずらし


本人がやっと全部のおかずがわかる。


家族も後遺症について勉強が必要だと実感。



今日はここまで・・・


最後までお読みいただき


ありがとうございます。


(写真は友人からいただいた小網神社の鈴と


御礼詣りに行った時に授与していただいた御朱印帳)