寄り添いつなぐ

孤独や孤立で悩んでおられる方や今を楽しく生きるための終活に関する情報や自分の経験談をお届けします

転院~リハビリを知る

救急車で運ばれた病院は


「急性期病院」と呼ばれています。


救急治療がある程度落ち着いて


リハビリが必要であれば転院先を探す必要があります。



リハビリ目的で入院できる病棟を


「回復期リハビリテーション病棟」と


言います。


(このあとは回復期リハと簡略させていただきます)



転院先の病院を決めないといけないけど


何を基準に選べばいいか....


リハビリの詳しいことを知らない.....


初めてのことでわからないことが多い.....


悩んでおられる方のヒントになれば幸いです。



主人は意識はあるけど


自分で身体を動かすことはできないため


寝返りも看護師さんにお願いしていました。


リハビリに向かうための車椅子への移乗も


介護士さんに抱きかかえてもらい


車椅子に乗ります。



目は右眼を司る位置で脳出血を起こしたので(視床出血)


眼球が少し外を向いており見えていない。



話すことも呂律がまわらず


聞き取りにくい。


全体的な様子としてはボーッとした感じ。



当時 主人は62歳。


まだ若いから回復は見込めるという話だったが


軽い気持ちでの希望は持てなかった。



歩く練習や筋肉をつける運動は理学療法士さん(PT)


杖の使い方も指導して下さる。



スプーンやお箸を持ってご飯を食べる練習


トイレやお風呂での動作の練習などは


作業療法士さん(OT)


若い方なら楽器やパソコンの練習もある。



声を出すことや話すことの練習は


言語療法士さん(ST)


実はこの言語療法士さんのリハビリは


幅広くてとても重要です。



高齢者によくある「誤嚥性肺炎」



これを防ぐには「飲み込む力」が必要で


どれだけ上手にゴックンと飲み込めるか


言語療法士さん数名でレントゲン検査をして下さいます。



飲み込む力によって食事形態を調整するのも


言語療法士さんの仕事です。


言語療法士さんはどこも少ないから


もっと言語療法士さんが増えてほしい。



さて主人の転院について


病院の相談員さんと相談。



たとえば腕を骨折して急性期病院で手術。


次に転院して回復期リハのある病院でリハビリとなると


理学療法士さんや作業療法士さんの人数が多い方がいい。



主人の場合は話すことのリハビリが重要だと考えていた。


相談員さんに言語療法士の人数が多い病院が希望と伝え


病院との調整をしてもらい転院が決まった。



最後までお読みいただき


ありがとうございました。



2014年8月7日


回復期リハビリのある病院へ転院。


写真は急性期病院からの風景。